自分のつくりたい作物で、農家を目指す
自分のつくりたい作物で、農家を目指す。
真庭市の里山の気候を生かして、高原野菜から果実、花きなどさまざまな農作物を育てることができます。
南北50km、標高差約300mの真庭市では、蒜山高原を中心としたトウモロコシや大根、キャベツなどの高原野菜をはじめ、ナスやネギ、水稲、しいたけ、花き、さつまいもなど多岐にわたる農作物を育てることができるほか、畜産も有名です。自分の育てたい作物を育てられる環境が整っています。
ぶどう・トマトについては最長2年間、年間150万円の研修制度がありますが、それ以外の作物についても、就農後の各種補助金(要件有)や農家さん同士の情報交換の場、暮らしのサポートなど、農業だけではなく、暮らしそのものをサポートする体制が整っています。まずはTOPページの「農家になるためのステップ」イラストをご覧ください。
情報収集
農業のこと
「農業で暮らしていきたいな」という思いを実現するため、まずは情報収集からはじめましょう。下記で紹介するWEBサイトや相談窓口に連絡してみるのもおすすめです。どんな作物を育てたいのか? どんなふうに農業で暮らしていきたいのか? 不安に思ったことは早いうちに調べて、不安を解消しましょう。
お金のこと
農家をはじめる上で、そもそもどれぐらい稼げるのだろう。どんな支出や経費があって、どれぐらいの売上になるのだろう。初期投資は? 人件費は? 品目や規模に応じてある程度の試算がありますので、まずはリアルなお金のことを知ってください。よく言われるのは、まず年間生活費の2~3年分を自己資金として用意することです。
移住のこと
当然、移住にも関わってきます。自分の育てたい作物に合った条件から考えていくのもひとつですが、せっかくなので、生活インフラが整っているところがいいのか、里山の自然豊かなところがいいのか。農業という視野だけではなく、広く「これからの暮らし」をしていくため、自分はどんな暮らしがしたいのだろう、と移住についてもイメージを膨らませてください。
アドバイスをもらいながら準備を進める
農業のこと:農業士・就農アドバイザーからアドバイスを受ける
農業士とは、岡山県が認定している新規就農者さんの育成サポートなどをしている方です。専業農家さんでいわゆるその道のプロです。真庭市には現在、約20名の農業士さんがいます。その範囲は広く、いちご・きゅうり・なす・椎茸・えのき茸・水稲など、必要に応じてお繋ぎします。また、農業士とは別に就農アドバイザーもいますので、お気軽に相談してください。
お金のこと:資金の準備・計画をしよう
情報収集や見学・体験を経て、初期費用はどれぐらい必要なのか。はじめるための自己資金の確認と、もしお金を借りる場合は、どこでどうすれば借りられるのかの確認が必要です。そしてどのような営農計画を立てれば返済していけるのか。無理のない資金計画を立ててください。
移住のこと:現地へ行ってみる
見学・体験と合わせて、真庭市がどんなところかも確認しておきましょう。気候や市街地との距離感、生活のインフラ(スーパーや病院、金融機関など)など。実際に自分が住んだときに暮らしやすいか、「生活者の目線」でまちを見ておくことが大切です。「真庭市交流定住センター」など、移住窓口を覗いてみるのもおすすめです。
実際に動き出そう
農業のこと:農地を探す
日あたりや水はけ、獣害の有無などを考慮して、農地を探してください。「農業実務研修」中に、人との繋がりで紹介してもらえる場合もありますが、なによりも信頼関係が大切になります。農地を借りるにも農業委員会への許可申請などが必要になりますので、農地の所有者と信頼関係を構築しつつ、各地区に農業委員さんがいるので相談してみましょう。
お金のこと:必要であれば、お金を借りよう
日本政策金融公庫の「青年等就農資金」をオススメしています。機械や施設などの取得、営農資金に充てることができ、無利子で5年間据え置きです。返済期間は最長12年間。条件は認定新規就農者という新規就農後、5年目に農業だけで所得(売上-経費)が200万円以上となる「青年等就農計画認定申請書」を作成し、認定を受けた者になることです。
移住のこと:住む場所を決めよう
農地の取得と合わせて、住む場所を決めましょう。取得する農地から近いほうが望ましいですが、お子さんがいらっしゃる場合は学校との距離や、スーパー、病院などの距離も考慮するのがおすすめです。「住まいる岡山」など物件情報を確認しておきましょう。