岡山県北部に位置
真庭市は岡山県の北部、鳥取県境に接する人口約43,000人のまちです。中国山地のほぼ中央にあり、岡山県でもっとも広い面積(東京23区以上の面積)を誇ります。北には自然豊かな国立公園であり、観光地としても有名な「蒜山(ひるぜん)高原」をはじめ、湯原温泉郷や勝山町並み保存地区など、数多くの名所があります。
面積の約80%が山林
面積の約8割が山林という、豊富な里山資源に囲まれ、木材から電気をつくる再生可能エネルギー「木質バイオマス」などにも力を入れています。また、岡山三大河川のひとつ「旭川(あさひがわ)」の源流域でもあり、名水百泉に選ばれるほど清らかな水資源に恵まれた場所でもあります。ちなみに真庭市の南部では、軟水(旭川水系)と硬水(高梁川水系)が交わっており、非常に珍しいと注目を集めています。
自分らしいライフスタイルが叶うまち
近年はその住みやすさから移住者も多く、地元のひとたちも移住者との関わりが日常のものとなり、「移住者が孤立しないまち」としても認知されるようになってきました。自分らしいライフスタイルを叶えるまち。それが真庭市です。
南北に長く地域によって異なる気候
南北に50kmもある真庭市は、それぞれの地域によって気候が異なります。たとえば北にある「蒜山」は標高500mぐらいの高原地帯で、その地質は火山灰を多く含んだ「黒ボク土」です。寒冷地のため、冬はかなりの積雪(スキー場が2ヶ所あります)がありますが、トマト、スイートコーンや大根(「イエローダイヤモンド」、「ひるぜん大根」というブランド名で特産品となっています)、キャベツなどの高原野菜が育てられています。また、花きの栽培も盛んに行われています。
真庭市の中部から南部にかけては、標高が200mから300m。温暖で日照時間が長く、昼夜の寒暖差を生かしたぶどう(ピオーネやシャインマスカットなど)などの果樹栽培が盛んです。また水稲をされている方も多く、ドローンや直進トラクターなどスマート農業を活用している農家さんもいます。古くから棚田での栽培も行われており、湯原温泉近くの社(やしろ)地区では、棚田の風景の美しさから「つなぐ棚田遺産」に認定されています。
主要な作物
ぶどう・トマト・トウモロコシ・大根・キャベツ・花き・しいたけ・ナス・ネギ・水稲
人口の約10%が農業従事者
真庭市では現在(2020年調べ)4,385戸の農家さんがいます。人口43,000人に対しておよそ10%の方々が、世帯数15,845世帯に対しておよそ28%の世帯が、何かしらの形で農業に携わっていることになります。ちなみに平均年齢は60歳前半です。蒜山地域を中心に酪農をしている方も多いのが特徴です。なかでもジャージー牛の飼育頭数は全国でもトップレベルです。
主な出荷は「JA晴れの国岡山」やその他にも農家さんたちで構成された出荷組合などもあります。大阪と滋賀にある真庭の常設産直店「真庭市場」や、市内にも直売所があり、農業関係者が連携している「真庭あぐりネットワーク」を使って、最寄りの出荷先から大阪府高槻市などへ出荷できるなども魅力のひとつです。
ジビエの取り組み
現在、全国的に有害鳥獣被害が深刻化しています。真庭市においてもイノシシ・シカ・サルなどによる農林業被害が深刻化しており、解決が望まれています。真庭市ではとくに市内で増加するシカ被害の対策として、平成30年度にジビエカーを導入し効率的な捕獲を推進しています。捕獲した有害鳥獣をただ殺処分するのではなく、ジビエカーを用いて適切な処理と流通を行い、ジビエとして有効活用を目指しています。市内加工業者とも連携しながら『真庭ジビエ』を展開していますので、下記の動画をご覧ください。
真庭ジビエカーパンフレット
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